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ベトナム人の名前 【3】

みなさんこんにちは🌸
ベトナム人の名前シリーズ第3弾です。

ベトナムの名前の秘密をさらに掘りさげてみましょう。


さて、ベトナム人の名前はどのように読むでしょうか。
今日は読み方についてのお話です。


例えばベトナム人の名前を英語表記するとき、
声調の記号と、特別なアルファベットが省略されてしまいます。
(他の言語では、該当する文字があればそのまま表記されます。)

ベトナム語を勉強したことがある方は、
声調やアルファベットの特徴についてきっとご存知かもしれませんね。
一部ご紹介したいと思います。


ご参考までに、
ベトナム語の声調について分かりやすく説明されている動画をご紹介します。 

分かりやすい動画でご覧ください♪

[ベトナム語の6つの声調をマスター,北部標準語の発音の基礎に入門]

 

ベトナム語のアルファベットを英語表記にすると

  Ă ・ Â → A
  Đ → D 
  Ê → E
  Ô ・ Ơ → O
  Ư → U

飾りが取れて、このようになりますね。

単語の例では、

Hồ Chí Minh  → Ho Chi Minh (英語表記) 
       → Hô Chi Minh (フランス語表記)

しかし、
声調記号と正式なアルファベットが十分に記載されていないと、
外国人にとっても、ベトナム人の名前を正確に発音するこをは難しいでしょう。

例えば、
ベトナム語の「Đ」が英語表記の「D」に変えられてしまった場合、
Danさんという方の名前は「Đan」なのか、はたまた「Dân」なのか不明になり、
そのまま英語の読み方が浸透してしまうこともあります。

またDanは「Zan」、または「Dzan」と書き換えられたり、
Giangは「Jang」になったりします。

*日本に滞在するベトナム人の名前もカタカナ読みをされることが多く、
本来の発音とは、かなり違っていたりしますよ。

難しくなってきたかも?


そして姓・名の順番について、欧米諸国では多くが「名+姓」の順なので、
英語表記にする際には、ほとんどのアジアの国の方は順番が逆になりますね。

このようにアジアと欧米諸国では名前の順番が異なりますが、
オリンピックやアジア競技大会などの大きなスポーツイベントでは、
中国、韓国、日本の名前表記は「姓+名」の順番とされ、
アジアの伝統的な表記になっているようです。

名前の謎にせまる・・!

ベトナム人は名前を書く時、音節の間にスペースはありますが、
ハイフン(-)などが付いていないので、
姓と”間の名”の見分けがつきにくかったります。

例えば、
ある女性の名前で
「Nguyễn Thị Quỳnh Anh」 を英語表記にすると
「Nguyen Thi Quynh Anh」となりますね。(飾りがとれました)

こうなると、ベトナム人からみて「姓」は
「Nguyen」なのか、
「Nguyen Thi」なのか、
はたまた「Nguyen Thi Quynh」なのか不明ですし、

名前が「Thi Quynh Anh」なのか、
「Quynh Anh」なのか・・・・「Anh」の存在もよく分からなくなってきたりします。

もし声調記号が付けられないときは、
「Nguyen Thi-Quynh-Anh」や、
「Nguyen-Thi Quynh-Anh」などと書いておくと、姓と名前ははっきりわかると思います。

Wikipediaより:
「Đọc và viết tên người Việt trong tiếng nước ngoài」の段落)

 

日本の名前の場合にも、カタカナ表記で姓名のスペースがない場合に
とても、分かりにくくなりますよね。

「サクマキコ」と表記があったとして、


「さく まきこ」さんなのか、「さくま きこ」さんなのか?といった感じです。

どうでしたか?
このように異文化交流によって生じる「あれ?」なことは
きっと他にもありそうですね。
皆さんがお気づきになられたことなど、ぜひ教えてくださいね(*^-^*)


ベトナム語のことをもっとお知りになりたい皆さん、
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